古来より愛されてきた海の神秘宝石珊瑚は古くから、真珠と並ぶ海の宝石で、 人々に愛されて来ました。旧石器時代(約2万5千年前)ヨーロッパの遺跡から珊瑚の玉が発掘され、また古代ローマ人も子供の健やかな成長を祈って珊瑚を揺り籠に添えたり、十字軍の兵士たちは護符として身に付けて戦場に赴きました。シルクロードを辿って日本にもたらされた地中海の珊瑚は、奈良・正倉院の御物として今に伝えられています。キリスト教や仏教だけではなく、イスラム教やヒンズー教においても、宝石珊瑚は装飾素材を超える重要な意味を与えられて来ました。特に中国やインドでは、護符としてや医薬品としてなど、宝石珊瑚は装飾のみならず多岐にわたり大変珍重されたようです。宝石珊瑚は「3月の誕生石」 特に女性の人生の深くに寄り添って輝くジュエリー「珊瑚」なのです。 永遠の「赤」・・・
日本では、正倉院の遺品により、中国からの象牙彫技法が、奈良時代(8世紀頃)と伝えられている。そして、日本の安土桃山時代から江戸時代には、髪飾り、根付けなどに用いられた象牙。現在はワシントン条約によって国際取引が規制されており、2009年以降は輸入されていない。象牙は希少価値が高く、滑らかな肌触りや光沢はほかに類を見ない天然素材として珍重され、日本では、印鑑をはじめ、日本の伝統芸能である能や神仏などをモチーフとして置物・根付けや装身具のアクセサリーが作られている。象牙は滑らかな肌さわり、美しい光沢と縞目模様の変化の妙と加工に適した固さを持っていることもあって、工芸品の素材や装身具のアクセサリーとして洋の東西を問わず、古くから珍重され使用されてきた。古代エジプトでは豪華な家具や装身具に象牙が用いられ、古代ギリシャやローマでもいろいろな神像がつくられ、また中国でも上流階級の調度品の装飾などに愛用されるようになった。
琥珀(アンバー)は絶滅した針葉樹の樹脂が3000万年以上の歳月を経て化石化したもので、色樹木から流れ出た樹脂が化石化したもので針葉樹の松ヤニが硬化した化石化したものです。 彩は黄、黄褐、褐赤色の半透明や透明なものがあります。 産地はドミニカ共和国やヨーロッパが主な産地ですが、 日本及び世界各国でも産出されています。 地層に埋もれているものはピットアンバー(Pit amber)、海に流され海岸などから発見されるものはシーアンバー(Sea amber)と呼ばれます。 琥珀の色は極めて多彩で約250色もあると言われています。
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